学校法人専門学校 東洋美術学校 副校長 中込大介さんインタビュー

今回は学校法人専門学校 東洋美術学校 副校長 中込大介さんに東洋美術学校でのデザイン教育、これからのクリエイターに求められるものについてお話を伺った。

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1. 東洋美術学校での教育の特徴について教えて頂けますか?

本校は美術とデザインの専門学校です。デザインの分野は4年制クリエイティブデザイン科、2年制グラフィックデザイン科、インダストリアルデザイン科、そして夜間グラフィックデザイン科とiOSアプリケーション科がございます。iOSアプリケーション科では、プログラミングによる開発の領域に留まらず、いかにしてユーザーがタップしたくなるアプリをデザインするかという点にフォーカスした1年間のコースとなっています。

本校グラフィックデザイン科の授業は、昨今のデザインとプログラミングの融合によるアプリ化に伴い、グラフィックとWebの両方の授業を履修することができるようになっています。最初の1年間を教養課程として、Webや紙媒体のデザインの基礎を隅々まで学びます。

この中で、IllustratorやPhotoshopでの画像加工を行うスキルから、基礎的なHTML/CSS、Dreamweaverを履修します。2年生になると、Webデザイナーになりたい人はより高度なHTML/CSS、JavaScript、Xcode、WordPressまで学び、デザインの企画をしたい人は、InDesignを使ってのエディトリアルデザインやブランディングについて学ぶといったように自分の関心のある分野の授業を多くとれるような形になっています。

本校の講師は、実際にWebデザインの実務に身を置いている方なので、レスポンシブデザイン対応といった、トレンドとなるノウハウについても指導を受けることが可能です。また、Web系の講義では、生徒が社会に出た後、プログラマー・エンジニアの方と一緒に仕事をする上で円滑にコミュニケーションが取れるように、インターネットの構造ついても専門用語を交えながら勉強していきます。 

2. 昨今ですと、デザインとエンジニアリングの垣根がなくなってきているように思うのですが、これからの時代のクリエイターとして求められるものを中込様はどのようにお考えでしょうか?

デザインとエンジニアリングの垣根が下がっていると私も実感しますが、同時にクライアントから求められるレベルも上がっている為、今後全てのデザイナーがUXについて論理的に考え、直感的なUIをデザインに展開できないといけなくなると予測します。ページの遷移を出来るだけ減らそうといったことを実現させる上では、エンジニアリングの知識が必須の局面がありますし、ユーザーがより直感的にクリック、又はタップしたくなるような魅力的なUIを実装するにはデザインが不可欠です。

具体的にUXについて考えているといえる例を挙げるとすれば、ネイティブアプリであれば、いかにユーザーに押したことを意識させるかを考え、ページがめくれたような見た目を構成する、ユーザーが画面にタッチして、少ししてからページをめくれるようにするといった工夫をこらすのがUXを考えるということではないでしょうか?4年制クリエイティブデザイン科では2年時からUXとUIについて学ぶ授業があります。最初は、紙の上でスケッチから始めますが、最終的にはデジタルデータでモックアップを作っていきます。この流れからデザイナーでもアプリの実装をする為のプログラミングスキルの重要性を実感することに繋がっていきます。

3. 最後にクリエイターを目指す学生の方々にメッセージをお願い致します

今や制作したデザインではなく、そのデザインが生み出した成果こそが評価される時代だと考えています。デザインの定義の仕方は色々あるとは思いますが、エンジニアとの連携で開発可能な実践的なデザインについてもっともっと学び、その上で、自らの立ち位置がエンジニアなのかデザイナーなのかを考えて欲しいと思います。

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