「インターンを通して成長したい」という学生がインターン選考に落ちるのは何故か?

「なぜインターンをしたいのですか?」と尋ねると、多くの学生が「成長したいからです。」と答えます。
その熱い思いは大切なのですが、実際にそのような内容でエントリーすると、複数社受けているのに一社も採用されないということが現実に起きています。
学生目線だと「なぜ?」と思ってしまいますが、企業がなぜインターンをしているのか、企業から学生はどう見えているのかを整理すると、意外と簡単な答えが見えてきます。

成長意欲は必ずしもアピールポイントではない

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「成長したいです」という言葉は、インターンの選考では落とされやすい言葉でもあります。
新卒採用であれば、入社後に時間をかけて、その”会社風”に心も、スキルも教育していったとしても、何年・何十年と働いてもらえることを考えれば、そう惜しいことではありません。
もちろん、成長意欲は大切です。しかし、エントリーの段階の自己PR等の文面で「成長したいです」「勉強したいです」と書いていると、「この人は環境依存型で、周りが何かしてくれることを期待している」と受け止められる可能性が大きいです。選考初期ではまずは自分の能力を認めてもらい、強い成長意欲は是非面接の場でアピールしてみてください。