GMOインターネット株式会社

GMOインターネット株式会社でエンジニアが働く魅力とは?

3つあります。まず1つ目が、エンジニアとして国内でナンバーワンのサービスに携われることです。これは、私たちの一番の魅力ではないかと思います。エンジニアとして仕事に携わるのであれば、日本で20番目とか30番目の仕事ではなく、やはり国内でナンバーワンの仕事に携われる、これが一番のモチベーション、やりがいなのではないかと思っています。ですから新入社員には国内でナンバーワンのサービスを自ら触っていただくという経験をして頂いております。
2つ目の魅力ですが、私たちは経営理念に「エンジニア・クリエイターはグループの宝」だと、盛り込みました。営業部からは相当言われました(笑)とはいえ、やはり最高のサービスを作って、最高のサービスを自分たちで販売して、最高のサービスを自分たちでサポートする、これが私たちの最大の強みですので、最初の「作る」ということでいうと、このことに一番タッチしているエンジニアの方々・クリエイターの方々は、グループの宝です。このように考えて企業理念にまで表現しているところが、2つ目の大きな特徴というかポイントではないかと思います。
3つ目は、働く環境です。私たちには、様々なエンジニア支援制度というものがあります。たとえば「GMOすごいエンジニア支援制度」では、10万円を上限に好きな機器を買ってくださいとか、椅子を選んでくださいとか。また、24時間365日食べ放題飲み放題の社員食堂もあります。
新入社員には、「GMOテクノロジーブートキャンプ」というジュニアエンジニア向けの教育・研修機関を設けています。GMOには国内でナンバーワンのサービスを作り、運営している技術者がたくさんいますので、その方々が自ら講師となって説明してくれます。
この3つがGMOインターネットでエンジニアとして働いていただく、最大の魅力ではないかと考えています。
–GMOテクノロジーブートキャンプの参加要件はあるのでしょうか。
参加要件は、新入社員のエンジニアであるということ、ただそれだけです。今年から始めました。意見を聞きながら更に良くして行こうと思っています。将来的には卒業生に講師になってもらって、社内で師弟関係ではないですが人的関係をつないでいき、私たちが培ったDNAをどんどん引きついでいけたらなと考えています。
−−キャンプから新規サービスが立ち上がっていったりということは今後ありますか。
今は技術力の基礎的な部分をアップしてします。ただし、アウトプット合宿というのがあってチームでいろんなアウトプットを出します。結構レベルが高いものが出ているので、事業化に近いことも将来はできるのではないかと考えています。

エンジニアの業務について教えてください。

GMOには、大きく分けて技術部門が2つあります。1つがシステム本部、もう1つが次世代システム研究室です。サービスを提供していくには、今提供しているサービスを安定的に運用していくこと、そして最新の技術や新しいものを開発していくことが必要です。しかし足元を見なければならない部署に対して「先を見ろ」というのは、酷なことです。そこでこの2つの部門に分けて業務を行っており、どちらにも担当役員がついて見ています。
システム本部は、今お客様に提供させていただいているサービスを、より良くするにはどうしたらいいかという常に考えて、足元を深く掘っています。一方、次世代システム研究室は3年先、5年先にはどういうことをやっていこうかとか横に広がるように、どんどん新しい技術を作っていく感じです。また、グループの技術支援や、グループの技術力を上げようということでも動いています。 
–実務に落とし込んでいった際、データが上手く連携しなかったり苦労が多いと思いますが、どういったつなぎこみをなさっていますか。
精緻化されていないデータがある場合、どうやって解決していくかというのをこちらの部署だけではなく、実際運用主体となる会社のエンジニアとともにその都度解決して行くというか・・、そういったことでしょうか。
–次世代システム研究室のエンジニアは、何か問題があったところに点々と入っていくという感じなのですか。
そういうイメージですね。特殊部隊のような感じです。縦ではなく横に動けるのです。ここが最大の機動力じゃないかという気がします。先ほど言った、深掘りではなくて横に展開していくというのは、まさにこの部門の最大の特徴ですね。
チームとしては今20人弱程度です。動いているプロジェクトとしては、広告技術系、ゲーム系というのは、力を入れているところであります。ゲーム系の支援、ビーコン周りのコマース系のところ、コマース系のプロジェクトなど大小含めて数多くのプロジェクトをこの人員で分担しながら、対応していっているのが現状となります。

次世代システム研究室の採用についてお聞かせください。

–次世代システム研究室にはどういった経歴の方が多いのでしょうか。
今までは中途採用しかしていなかったので、各社で経験を積んで即戦力なのは前提の上で、プラスアルファのそれぞれ強みを持っている方に来ていただきたいと考えていました。基本的にはWeb系を含めたSIから来られたっていう方もいますし、特に基準を設けていた訳ではありません。
–次世代システム研究室に新卒で入る方は何人でどういう方ですか。
今年初めて新卒採用をしまして、1名です。相当狭き門です。
−−どのようにして採用の決定に至るのでしょうか?
人事担当者は候補者を推薦するだけであって、最終的な人事権は全て現場に帰属させています。もちろん候補者としては、いろいろな方を紹介するのですが、最終的に決めるというのは現場でちゃんと膝を突き合わせてほしいという想いです。最終的な決定権は、取締役室長と専務取締役の二人です。今年新卒採用で入社した宮尾に関しては、私たちが教えられないようなアルゴリズムをずっと研究していて、その部分を評価して採用に至りました。
–16卒を含む、今後の採用についてはどのようにお考えでしょうか?
基本的にはインターンシップからの採用を中心にやっていくと思います。

 インターンシップの内容について教えてください。

新卒入社者が、インターンシップを担当しています。全て任せていて、メンバーのやる内容に応じて、最適なエンジニアなどがサポートにつく、といった体制で行っています。基本的には学生がやりたいこと、技術をもとに、我々が提供できること含めてカリキュラムをオーダーメイドで考えています。
例えば先週までいたインターン生は、サーバーが好きということなので、オープンスタックを構築してもらって、いろんなコンポーネントに入れてもらったりアップグレードさせてもらったり。
他には、ビックデータの解析をしたいというインターン生には、Hadoopに詳しいエンジニアがいたので、その方にフォローをお願いしつつ、次世代システム研究室がもっているデータを解析してもらったりしました。
開発をしたことがないが、Webアプリを作りたいという人がいて、フレームワークとかを教えてWebアプリを作ってもらって、優秀だったのでアルバイトとして続けてもらった例もあります。
−−担当のエンジニアは1人につき1人つくのですか。
みっちりつくというわけではなく、基本的にはわからないところを自分で調べて、本当にわからなかったらそれぞれ詳しい人に聞いて、解決して進めていくということです。
−−基本的に、週どれくらいの時間を使って行っているのですか。
全体で100時間から150時間というのは決まっています。いつ来るかというのは学生の都合に合わせて決めています。夏休みは週5で1日8時間来てくれる人もいますし、学校があるので水木金だけ来ます、という方もいて、それぞれ自分のスケジュールに合わせて来ています。
–学年の条件はありますか。
就活年度の方で、内定がでていない方、というのが条件としてあります。

入社後のキャリアについて教えてください。

GMOはエンジニアの離職率が大変低く、去年は0名です。今年は海外の方、在籍年数が長い方がやめて3名です。グループ全体では1600名くらいのエンジニアがいます。
入社半年でも、プロジェクトの大きな部分を任されています。もちろんプロジェクトマネージャーが責任を持ってくれていますが。ただ任せるだけではなくちゃんとサポートをしています。自分たちで次の技術者を育てていこうという風潮が非常に強い会社だと思います。
入社3年目になると、大体一つの業務を任されています。自分で一から百まで責任をもってやることになります。5年目になると、自分はスペシャリストルートに進むのか、マネージメントルートに進むのか考えます。スペシャリストとは、専門職として技術を突き詰めるルート、マネージメントルートとは部長等を目指すルートです。

最後にエンジニアを目指す学生に向けて一言ずついただけますか。

宮尾様:技術が好きなことは必要だと思います。エンジニアを目指すなら技術が好きで夢中になれないとだめだと思うし、そういう人がやるべきだと思います。土日も好きでコード書いたり論文読んでいたりする方が良いかもしれませんね。
藤村様:個の力さえあれば一気に世界に羽ばたいていけるような仕組みが整備されていると思います。メリットを存分に生かして自分の力を伸ばしつつアウトプットをどんどんすれば、フィードバックや新しいつながりもあると思うので、作ったものを公開、アウトプットを意識していくと良いと思います。
菅野様:自分自身を成長させてください。全てはお客様に最高のサービスを提供するためです。一挙手一投足は全てのお客様につながっているということを意識していただくというのが一番いいのではないかと思っています。インターネットが好きだ・便利だなって思っているユーザーから、今度は思わせる側になる、それがGMOインターネットで働く最大の意義ではないかと思います。そういった方に集まっていただきたいと思います。