プログラミングによる自動化のもたらす未来像とは?

技術がもたらす未来

出典 : www.gizmodo.jp

イノベーション。それは技術革新のことです。IT分野に限らず、これまで様々な領域でイノベーションが起こり、繰り返され、現在に至っています。技術は、私たちの生活を大きく変化させます。
工場からは人が消えました。馬は自動車に変化しました。技術は私たち人間の代替となり、時に人間より高度です。ここで発生する問題が「技術の革新は私たち人間を不要にさせるのでは?」ということです。つまり、最も身近でいうと「雇用」です。
しかし考えてみてください。移動手段が馬車から自動車へと変化し、イノベーションが起きたとき、そのイノベーションは私たちの雇用を奪ったのでしょうか?御者(ぎょしゃ)と呼ばれる、馬車の運転士たち当人の仕事は失くなってしまいました。
しかし、社会全体を見てみると、電車やバス・タクシーなどの運転手という新たな雇用口が誕生しました。そして、自動車へと変化したことで社会の人・モノ・情報の動きが、格段と早くなり、「交通」という手段以外にも新しい市場ができ、その分野において雇用を創出させました。

IT分野における次のイノベーションで、世界はどう変わるのか?

皆さんが最も身近に感じるITのイノベーションはスマートフォンの登場ではないでしょうか?今、大学や専門学校などに通われている皆さんだと、ご自身が中学生や高校生の頃はまだ二つ折りの携帯電話だったかと思います。
それが今や、ほぼ全員がスマートフォンを所持しています。もちろん、スマートフォンは私たちの生活を便利にしました。ですが、次なるイノベーションはスマートフォンを超えるものでなくてはならないのです。
次なるITイノベーションはあらゆるものがインターネットに接続される「モノのインターネット」と呼ばれる時代の到来です。この流れは、Internet of Thingsと呼ばれており、着々と私たちの生活に広がっています。

雇用情勢は今後どうなっていくのか?

製造業では熟練の技術を要するような作業以外は、人件費削減のため多くの場合、海外に拠点を移しています。今後、作業の自動化がより進み、「誰でもできる仕事」は機械がするようになります。これは現に、工場から人が減っていることでも分かることです。
自動化が進み、社会全体で扱う情報が増えれば、それを扱う企業や、技術の開発に携わるようなIT分野は今後ますます伸びていくでしょう。高度な技術で新しい市場を開拓する可能性もあります。
反対に、「自動化されない仕事」の需要も高まっていくと思われます。医療介護です。これは、本質的には自動化できない仕事の特徴と、日本の少子高齢化・長寿化という現状の2つからますます需要が高まるでしょう。
「自動化されない=人が動く」ということは、その「人」を動かしているサービス業界は社会から求められるでしょう。人材サービスや、レジャー、接客などです。しかしサービス業は経済動向に左右されやすい傾向にありますので、日本経済が今後どのように動くかも注視する必要がありますが、自動化されない仕事のニーズがある以上、他業界と比べると今後も伸びしろがあると考えられます。

色んな働き方が生まれてくる

リモートでのお仕事や、テレビ電話での会議などが相当浸透していますが、やはり今の働き方には原則「出社」が伴います。ご存知のように、首都圏では通勤・帰宅時間帯に電車にのるだけでも一苦労ですし、家賃等の兼ね合いから止むを得ず職場から遠いところに住んでいる人も多いです。
そして、イノベーションによって今人間がしている処理の多くを効率化・時短化させることができるでしょう。時給制で、単純作業で働いている人というのは今後減っていくかもしれません。時短化させることでよりクリエイティブな分野に人が投入されます。
今、インターネットを利用して働き方のスタイルを変えつつあるのはIT業界です。この働き方のスタイルが、これからInternet of Thingsの浸透で様々な業界にまで及ぶでしょう。
イノベーションが私たちの生活を変えるとき、必ず最初は抵抗があります。スマートフォンだってそうでした。ガラケー派というのもまた、イノベーションによって生まれた存在です。
温故知新という言葉がありますが、逆もまた然りです。新しいものに触れて、古いものの良さがわかる。古いものを全て排除するのがイノベーションではありません。古きものさえ、さらに良くする可能性があるのです。
イノベーションは必ず私たちの生活を便利で、楽しいものにします。そんなイノベーションを起こすのは、あなたなのかもしれません!イノベーションを起こす側にまわりたいのか、イノベーションされる側にまわりたいのか、あなたはどちらでしょうか?
イノベーションを起こす側に周りたいという方は、プログラムを書く機会を有給インターンシップを通じて、見つけてみるのもよいかもしれませんね!