ケーススタディ:企業におけるソーシャルメディア活用術〜Facebook編〜

みなさんは、企業がどのようにソーシャルメディアを活用してるかご存知でしょうか? とりあえず企業の広報担当者が上司から依頼をされて、適当に自社の商品をPRして かってもらうために投稿を重ねる・・・そのようなイメージをお持ちでしょうか?
最近では、TwitterやFacebook、LinkedInといったメディアが次々と出てきて、 それぞれの媒体に集まってきた人々に何とかうまくアプローチして、自社の商品を購入 してもらおうと腐心している企業が多く見受けられます。
ただ、実はこちらの分野、上記のように必死に自社のアピールをしてもなかなか うまくいかないことが多いです。ですが、企業によってはうまく活用して商品の 購入やブランドイメージの向上に繋げている所もいくつかあります。 今回はFacebookを使って効果的に会社のPRをしている、不動産の物件を仲介している株式会社東宝ハウス湘南の事例をもとに学んで行きましょう。

■まずは、どのフェーズで使うべきメディアなのかを考える

Facebookはそもそも、友人と交流をする、自分の興味のある分野のページを散策 するために使われている媒体のため、ただ単に商品のPRしていてもいつまでたっても 見てもらえません。 そのため、商品のPRをするというよりは、自社のことを知ってもらう、 もっと言うとよいブランドイメージを認識させるために活用されています。
例えばこちらの会社の場合、売上を上げるためには、認知→興味→集客→来店→成約 というサイクルを経なければなりません。 その中で特に、 ”認知”、”興味”という、売上を上げるための最初のフェーズで Facebookを効果的に活用をしています。

■認知、興味の段階でどのようなイメージを持ってもらいたいのか考える

こちらの会社が特に意識していることとしては、 ・会社に対してのプラスイメージ ・湘南という地域に対してのプラスイメージ が挙げられると考えられます。 会社に対してのプラスイメージのプラスイメージは当たり前ですが、 湘南に対してのプラスイメージというのが重要です。 不動産という商品上、どうしても地域性という分野が絡んできます。 どんなに会社に対してプラスイメージをもってもらっても、肝心の 商品に魅力を感じて買ってもらわないと意味が無いためです。 そのため、こちらの会社では、

といったことに注力しています。またその際に、会社に対してプラスイメージを持ってもらうよう 従業員の日々の生活風景を湘南の写真と一緒に掲載していますね。
結果として、1000人以上の人々が話題にして、投稿するたびに数百人の人々が “いいね”を押して反応してくれるようなページとなっています。

■まとめ

企業がFacebookを用いてソーシャルメディアを利用する場合

  • 企業の”分野”や”コンセプト”、”人”ベースで投稿を重ねる(写真がからむとgood)
  • 写真を絡めて投稿し、コンセプトに基づいたプラスイメージを直感的に持ってもらう
  • 商品のPR、イベントの告知は基本行わない

といったことを行なっています。 いかがでしたでしょうか?次回はTwitterを用いた企業の活用方法を紹介して行きます。