Twitter共同創業者ジャック・ドーシーとは?

スティーブ・ジョブズの後継者といわれるジャック・ドーシーをご存知でしょうか?
ジャック・ドーシーは、1976年11月19日、アメリカのミズーリ州セントルイスに生まれました。14歳にして現在も使われているタクシー会社のソフトウェアを自作。ミズーリ工科大学からニューヨーク大学に進むも、中退します。
月間アクティブユーザーが2億8000万(2014.10現在)を超え、上場を果たした「Twitter」の共同創業者であり、急成長を続けるモバイル決算「Square (スクエア)」創業者でもあります。

初めての創業

2000年、カリフォルニア州オークランドでタクシーや救急サービスを派遣するサービスの会社を創業しました。リアルタイムで情報をやり取りすることに重点を置き、現在のTwitterに似た側面を持つものの、このときはブラッシュアップされる事はありませんでした。

Twitter社を共同で創業

ジャック・ドーシーは、2006年にエヴァン・ウィリアムズらとともにObvious社(現Twitter社)を共同で創業しました。 

出典:Twitter

このツイートから始まったTwitterは、全世界に広がり、Twitter社は急成長を遂げます。
しかし、順風満帆とはいかないのが、シリコンバレーです。2008年、リーマン・ショックに端を発した金融危機により、株主たちはTwitter社の経営に危機感を抱いていました。利益を後回しにした経営と、度重なる方針転換、そして幾度となく起こるTwitterのシステムダウン。それらを不安視した株主たちは、ジャック・ドーシーをCEOから解任しました。
その解任がきかっけとなり、ジャック・ドーシーは新たなスタートアップを興すことになりました。

モバイル決算Squareを創業

米国のシリコンバレーでは様々なベンチャー企業が誕生していますが、その中でも最も注目を集めているのが、ジャック・ドーシーが創業した「Square(スクエア)」です。
同社が展開するのは、スマートフォンやタブレット端末に「Squareリーダー」と呼ばれる端末を挿すだけで、スマートフォン・タブレット端末でのカード決済を可能にするサービスで、米国を中心に急速に波及し、決算革命を起こしています。

製品自体は無料で配布しており、ビジネスの規模に関わらず使用ができます。商業活動を簡単にすることそして商売のチャンスを逃さないことが、ジャック・ドーシーが創業した際の思いでした。
そしてジャック・ドーシーが端末に求めたのは、「出来る限り小さく、シンプル」ということ。Apple社製品を見れば分かるように、スティーブ・ジョブズは、端末、そして内部のチップや回路ですら、「シンプルで美しく」にこだわっていました。ここに2人の共通点があります。

スティーブ・ジョブズとの意外な共通点

ジャック・ドーシーとジョブズの間には、他にも意外な共通点があります。
2006年、ディズニーがピクサーを買収したのに伴い、当時ピクサーの会長兼CEOだったスティーブ・ジョブズはディズニーの最大株主となり取締役会に加わることになりました。
2013年12月、ディズニーCEO、ボブ・アイガーは「最新のテクノロジーやプラットフォームの利用を含む長期戦略の立案にあたって、彼の存在はこの上なく貴重な貢献となる」として、ジャック・ドーシーをウォルト・ディズニー・カンパニーの取締役に任命します。まさに、ジャック・ドーシーはスティーブ・ジョブズの足跡を辿っているのです。
ジャック・ドーシーは、ウォルト・ディズニー・カンパニーに加わる事になったことについて、以下のようにツイートしています。

訳:いつだって忘れないでほしい。それは一匹のネズミから始まったということを−ウォルト・ディズニー

自らの信念を突き通し夢を叶えたウォルト・ディズニーの名言を引用しています。
ジャック・ドーシーの更なる夢は何なのか。挑戦というスタートアップの精神を強く持つ彼から、今後も目が離せません。